3ヶ月目

2018/11/05 ひとりで死んでいくからこそ

17:26

なんて大変だったんだ!

これまで2人で折半していた生活費。家賃に水道光熱費、通信費に諸々。これからはひとりで支払っていく。前提が変わった上に、仕事量を落としている=収入が減ることもある。生活費の見直しは早いほうが良い。

先立って、義母の助言にそって自宅の電気を60Aから40Aに変更していた。もう二人分の事務所を兼ねてはいない。最もイージーなやつは完了。次に着手しやすそうでインパクトも大きそうなやつ、携帯代だ。

キャリアは高いから、と、長いこと使っていたSoftbankから格安SIMへ乗り替える。リサーチと検討は十分にしたつもりだったのだけれど、結果はお粗末なものだった。切り替え直後から、まったく繋がらなくなったのだ。しかも、「繋がらない」のだから、サポートに助けを求めることすらできない。パニック!

紆余曲折の末(インターネットと同時切替という狂気の沙汰にしなくて本当良かった…)、「繋がった」ときの安堵感といったらなかった。

ここで分かったことがある。自分が認識しているより、今の自分はとても「抜けている」ということだ。やはり、大きな決断は避けるべきなのだ。

繋がらないわ焦ったわ自分に落胆もしたわで、少し涙もした(弱くなっているのだ)。でも、スナフィを連れて散歩に出かけ、体が温まり血が巡ると、徐々に取って代わって訪れたのはポジティブな気持ちだった。

血を巡らすことは大事だ。

20:33

ツールの使い方を新たに習得する、というのが辛い、もっと言えば、「できない」ようだ。簡単にイライラしてしまうし、簡単に気持ちが折れてしまう。

どんな仕事でも引き受ける時ではないのだと、改めて気付かされる。

21:13

仕事を終え、夕ご飯にしよう、と立ち上がる。

真っ暗なリビング。

どんなに友達や家族がいても、ひとりで死んでいくし、生きていくのだって、根本的にはやはりひとりなのだ。

ぽつんとひとり、打ちひしがれそうになる。

電気をつける。ブラインドを下ろす。

いや。元来そういうものなのだ。それが自然の摂理なのであって、分かっていなかっただけなのだ。

だからこそ、誰かとつながりを持ち、助け合い、共に生きていけることは、なんと有り難いことなのだろう。この感謝の念を常に持てるよう、変わっていかなくては。

奏くん。あなたが生きているうちに、この感謝の念をどれほどに伝えたかったことか。

心を込めたら、今でも伝わるかな。

ずっと側にいてくれて、ありがとう。
心から愛してくれて、ありがとう。
あなたでいてくれて、ありがとう。

…未熟な私は、ちゃんと伝わっているのかと確認したくなってしまうけれど。

同じ世界はいないあなたと、新しい関係を築いていかないと。

とは思うのだけれど、…それが難しい。考えすぎると食欲とか無くなりそうだし、必要以上に飲んじゃいそうだから、この辺にしとかないとね。奏くんもきっと、いや間違いなく、悲しみや涙に溺れ苦しみ続けている私を見たくないはずだから。でも…、もう気持ち切り替えるから、もう一度だけ、猛烈に会いたいよ。この身が引き裂かれそうに、会いたくて会いたくてたまらないよ。

よし、気持ちを切り替える。ごはん、作ろう。そして、一杯くらいは飲んでも良いでしょう。

冷蔵庫を開けて、…また涙が出始めてしまう。ダメだーーー。

Lineのメッセージが来る。池神さんだ。

「日曜日は一緒に笑いましょう」

こうしていつも気にかけてくれる、それがどれだけ有り難いことか。でも、…ダメなんだ。奏くんじゃなきゃ、もうどうにも私を救えないんだ。たとえそれが、もう永久に望めないことだとしても。

なんなんだ今日のこの強い感情、溺れそうな辛さは。心労の多い日だったからなの?だめだ。このままでは落ちていく一方。なにか、気分があがるものを観よう。

頑張ってごはん作ろう。作れるかな。作らなきゃ。

うどんにしよう。

22:40

大好きな Elizabeth Gilbert の動画を観て、何の気なしに「…少しだけ大丈夫だよね」と、Westlifeの「My Love」を再生する。途中で、やっぱり涙が出てきてしまい、また泣く。今日何度目か。

なにをやっているんだか。

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