22:58
満天の星を見上げる
いつかの彼が
ひとつひとつ貼った
星たちを
彼は
いつだって地球儀のライトをつけて眠った
ぼんやり灯りの記憶に
ぼんやり灯る寝顔の記憶
酔いの勢いを借り電話した
初めてこの家に来たあの夜
まだ若い付き合いのふたりの記憶
先日はありがとう
どれほど嬉しかったことか
また会いに来てね
夢で待っているから
I miss you
Missing you so bad
今はもう、わかっている
なにも私を、救えない
ただ時を重ねるしかないことを
目の前のことに一生懸命になりながら
季節を重ねていくしかないことを
満天の星の下で
ぼんやりの記憶に
目を閉じて
あなたに会いに
夢の中へ