7ヶ月目

なにも私を、救えない

22:58

満天の星を見上げる
いつかの彼が
ひとつひとつ貼った
星たちを

彼は
いつだって地球儀のライトをつけて眠った
ぼんやり灯りの記憶に
ぼんやり灯る寝顔の記憶

酔いの勢いを借り電話した
初めてこの家に来たあの夜
まだ若い付き合いのふたりの記憶

先日はありがとう
どれほど嬉しかったことか
また会いに来てね
夢で待っているから
I miss you
Missing you so bad

今はもう、わかっている

なにも私を、救えない

ただ時を重ねるしかないことを
目の前のことに一生懸命になりながら
季節を重ねていくしかないことを

満天の星の下で
ぼんやりの記憶に
目を閉じて
あなたに会いに
夢の中へ

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