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2月21日。母の誕生日だったので、電話をした。
「貴方のような人が小説とか書いたら面白いんじゃないかな」から、それは始まった。
何回も何回も文章を書いて出来上がるものがある。
貴方にそういうのあるんだろうなって思う。だから神さまはそういう試練を与えるんじゃないかなと。
小さい時からあんまり愚痴を言わない。思いを口にも顔にも出さない強さ、深さがあるなって思う。だからと言って我慢しているわけじゃない。そういうところが、貴方に与えられたものなんだろうと。時々羨ましくなる。そんな風にして文を書きたいなって。経験したもの、血や涙が出る、やってきた人しか出来ないこと。
収束つかなくとも、彼が貴方に与えてくれたものじゃないかと。何年経ってもいいから、書きたいと思ったときに書いてもらえたらいいなって。
苦しくても、喋れない。この人をどうして好きになったのか、という、胸がワクワクすることは書いておいて。嬉しいこととか、飛び上がるくらい好きだった、とか、少しずつ書いていって。
感情を出さないから、物を書く人なんじゃないかと。
彼のことを好きになっている貴方を、詩人になっている、と思った。そういう時の言葉が、昔からちょっと違うと。久しぶりに、この人のことを集めて書けるんだろうと。
私の黒い手帖?書かないと自分が見えないもん。
でも貴方は私と違う。孤独をちゃんと背中に置く。こういうの嫌だ、とか喋らない。そこが好き。哲学だなと思う。好きです。貴方のそういうところがとっても好き。遠くから眺めていたい。綺麗なんだよね、貴方のそういうことを思っているところが。和美さん(父)にもある。綺麗なところがあるな、って。
よく書こうとかそういうことはいらないこと。思ったこと、感じたことを書いていく。
和美さんの、考えたり黙ってじーっとしたり、がとっても好き。ロマンのある人だと思う。貴方がちょっと似てる。ふたりとも、1番大事なことは絶対喋らない。そういうことのできる人って好きです、私。言わないことが、それが強い人とか弱い人と言う事じゃない。
神さまが与えたロマンがあると思う。羨ましい。