5ヶ月目

「ありがとう」って言葉は、全然十分じゃない

20:49

よし、仕事終わり。

飲んだらまた泣いちゃいそうだけど、それでもいいや。自分を大切にして、遺された義父母のことを大切にして、生きていく。今週末は、仕事もしつつ、自分のことに意識を向けて、ハグしたり話を聞いてあげるような気持ちで過ごそう。

23:33

“Team just wanted to send you a HUGE hug!”

でっかいバーチャルハグがジョシュとそのチームから飛んできた。

10月に奏くんの友人たちが開いてくれたパドルアウトセレモニー。その模様を撮影してくれたジョシュが、動画制作の進捗を連絡してくれたのだ。

ジョシュも少し涙してしまったらしい動画は美しく仕上がって来ている。観たら泣いちゃうかもだけど、奏くんを想う皆にとって何かになったら嬉しい、そう結ばれていた。

ありがとう、って言葉は、全然十分じゃない。

ポッカリと空いた大きな穴を、ともに嘆き悲しむ友人や家族が、少しずつでも埋めようとしてくれている。言葉や花や、お菓子や、時間をともにしてくれることや、心ある仕事で。

今日も、涙している。でもこの涙は、想いや愛に満たされて、涙として溢れたもの。1週間を振り返っても、どれほどの想いや気遣いや愛を受け取っただろう。それがもう、5ヶ月も続いている。

私はこれから、どう生きていこう。

掛け替えのない経験という贈り物を頂いている。

身を裂くような闇に吸い込まれそうな、ギリギリの状態を伴うけれども、これだけの経験をこの年でさせてもらっているのだ。これを受けて、私は、どう生きよう、どう、生きていこうって、真摯にそう思う。皆がかけてくれたその想いにも応えたい。

奏くん。

私は本当に幸せだよ。あなたほど、私を愛してくれたひとはいなかった。そのままを、何も望まずに、愛してくれていた。今この瞬間だって、愛されていると信じられる。

だからきっと、あなたのおかげで、こうして友人や家族に愛されるひとになれたと思うんだ。

愛し愛された。その事実は今だって変わらないし、永遠だから。哀しみに覆われ涙が止まらない自分と、愛のある幸せな自分。どちらも本当だから。

だからたまに、また夢で会わせてね。

無理のない範囲で、自分を立て直していこう。

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