23:45
昨夜、仕事を終えた茉奈が泊まりにきてくれた。
朝、大網のパン屋さんで買ったパンを持って森公園へスナフィーの散歩へ。パンを食べ、「端まで歩こう」という茉奈の勢いに乗って2時間くらい良く歩いた。1万歩行かなかったのに驚きつつ、身体の疲れって良いなと改めて感じる。
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夜ごはんを16時くらいから準備し始める。麻婆豆腐ナスに、空芯菜の炒めものと落花生。それにビール。18時には食べ終わり、ずいぶんとたくさん、茉奈と喋った。
でも、泣かなかった。
それが家族であっても、誰かがいれば、自分のスイッチはやはり「ON」になってしまうのかもしれない。
食料品入れる引き出しを整理する。気持ちがすっきりして良い。
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奏くんの洋服どうしようとか、ものすごい数ある趣味モノはどうしようとか、携帯どうしようとか、あれはこれはを茉奈に相談し、茉奈が手際良く判断していく。
洋服は「きっと後悔するからそのままに」。
趣味モノは、「大事に使ってもらえるのであれば譲ったほうが良い」。
携帯は「止めよう」。
カードも「止めよう」。
奏くんの番号が彫ってあるスナフィーの観察札は「新しい番号を貼ろう」。
荷物から出てきた大量のVHS(しかもミニサイズ)は「見よう」。
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夜、目を閉じる。右胸に違和感を感じる。数日前からだ。息を吸う吐くと同期しての違和感。不安になる。こういう不安をもう奏くんに相談したり頼ったりできない、という事実に、また思考や感情が止まりそうになる。
側にいてくれたりしないの?
奏くんのエネルギーを、肉体はなくとも、エネルギーや霊としてスピリットとして、感じられたりできないのかな。私にそういう力があったら良いのに。
奏くん。奏くんはきっといてくれるよね?
奏くんを感じて眠るようにしてみよう。